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三十代のオッサンがネット記事やら日々の事柄について不定期に日記を書くブログです。 

どうして マスコミ は 終わってしまったのか?

マスコミと一括りにしすぎという感じはするが、終わっているという空気はハンパない

 

皆がマスコミに求めたもの

大まかに言うなら知的好奇心を満たすための代行業だ。というか「だった」というべきか

 

彼らが役に立っていたのは、大体この分野

  1. 専門家ほどではないが、「ある程度」専門的な知識・知見を有し一般人に対して専門的な内容を「ある程度」わかりやすく説明してくれること
  2. 一般人が簡単にアクセスできないような、手間のかかる情報を収集し広めてくれること
  3. 雑多で広範な情報を整理し、効率的に伝達してくれること
  4. 新しいコンテンツを創出すること

 ところが、どれをとっても大したことのない「ありふれた」能力にすぎず、情報の収集や加工の専門職と言える活躍ができていないので、終わったのである

 

1.専門性に対する翻訳機能

これについては、マスコミ自体が悪いとは言えないかもしれない。わからないキーワードはGoogle先生に聞けば誰でも「ある程度」わかるようになっちゃったから仕方ない部分はある

ネットで調べても出てこないようなレベルだと、ガチの方々じゃないと知りえない水準まで行ってしまったり、ガチの方々ですら知らないようなことすら”もっとガチ”の方々が、ネットやツイッターで丁寧に説明してくれていたりするので、この領域で彼らが役立たず・そこら辺の一般人並になったのは彼らの怠惰さだけとは言えないだろう(といってもやりようが無かったわけではないが)

 

2.情報収集能力

これも化けの皮が剥がれただけという感がするのは仕方ない。何しろ記者会見や警察や役所の記者クラブからの発表を二次放流してただけの職業であるため一次情報元が直接発信可能な現在では必要性がよくわからない仲介業者にしか見えなくなってしまった

 

お家芸の2つを未だに継続

  • 警察発表なんかで容疑者の名前を謎の基準で秘匿する
  • 記者会見の要約ではなく、恣意的な切り取りで全容と関係ない捻じ曲げを実施する

情報改ざんなんて、誰も望んでないんだよなぁ。こんなことやってりゃ工作員組織か反社会団体とか言われても文句言えないだろ

 

皆が期待した能力として、現状で要求水準を超えているものといえばゴシップ誌の探偵・スパイ・ストーカー能力くらいのもので下世話な好奇心を満たすことについては情報収集能力だけは侮れない

 

3.情報の整理・圧縮能力

彼らの収集した情報は決して無価値ではないのだが、ことさら彼らはそれをアーカイブ化するのを嫌う。有料で提供しているところもあるが、ネット上のニュースすら一定期間が経ったら消すという徹底ぶりだ

圧縮能力についてはどうだろうか?

圧縮しろとは言ったが、テメーの意志で圧縮前の結果と圧縮後の結果が大幅に異なったり印象操作をしてくれなんて誰も頼んでないのに、余計な処理を挟んでくれるおかげで自分で意味を壊してるんだよね。自殺行為の類としか思えない

新聞の紙面をパズルみたいに埋める能力だけは、素晴らしいと言えるのかもしれない

 

4.新しいコンテンツの創出

国内のコンテンツクリエイターの大半が過去の焼き直ししかやってないような国だからマスコミだけ叩くのは、すこしカワイソウな気もするんだけど。クリエイターが無能というより、管理系や承認系の担当がゴミクズなのは社会的な病気ですかね。いいものを作るのには金がいるんだけど、いいもの作ってないのに給料がバカ高い役員だらけとかですかね

いきついた先がYoutubeから動画仕入れてコメントしながら流すだけという、ニコ生の実況者レベルの番組作ってるあたりゴミ呼ばわりされても仕方なさすぎ

 

どうしてこうなった?

一括りでいうのもアレだけどさ、頭オカシイ同業者を攻撃せずに野放しにしたのが最大の失敗でしょうね。全部が全部こうだろうと思われてもしゃーないような状況に全員で落ちていったら、こうなりますよ

 

他人に対して高圧的で攻撃的な言動ばっかやってる業界のくせに同業者には何にも言わなかったら説得力がダダ下がりに・・・

こんなんアホでもわかると思うんだけど

 

ゴシップ製造業や演説切り抜き捏造改変業とか被害者家族ストーキングという、犯罪者と何が違うのかよくわからない職業の人達が、知る権利の代行者をしていると勘違いしたのが原因といったところでしょうか

 

ノリが犯罪自慢のツイッターや犯罪生動画上げてる犯罪者と大差ないレベル