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三十代のオッサンがネット記事やら日々の事柄について不定期に日記を書くブログです。 

投票のパラドクス が 終わっている

投票によって選ばれた人間の手によって投票の改革は成し得るのか?

小さい部分については、これは達成できるのだろう

だが、根本的に間違った状態だったら達成できるのだろうか?

 

この問題は別のことでも言える。例えば

  • 社内ルール
  • PTA
  • 自治会

要するにルールの発行側と運営側が一体化している組織が作る制度というのは往々にしてイカレている傾向が強い

これは民間だろうが公務員だろうが同じで(東芝ギリシャもやったしね)既存ルールに従うことを正しいとする"力"に対して、それを覆すためには、新規ルールを推進する"力"が上回らなくてはならないからだ

 

後者が前者に勝る条件は

  • 現行ルールで選択権を持っている人間の多数が不利益を被っている
  • 新規ルールで選択権を持っている人間の多数が得られる利益が現行を上回る
  • 現行ルールで致命的な問題が発生

損得勘定かよと言えば、その通り

関わる人数が多いほど、この傾向は顕著になる

 

そもそも自浄作用なんてものは個人の行動に対してですら成立が危ういのに、組織行動のように責任が曖昧な場合に対して期待するのは無理ではなかろうか?

 

こういった仕組みの改正には、客観的な立場から判断し、改正できる組織を、この方式とは異なる基準で選定し相互監視をしなくてはならないだろう

 

やらなかった場合は、ギリシャ先輩が示してくれてます