ハイコンテクスト()が終わっている
高けりゃいいってものではないの典型。
日本的なのか、東洋的なのか、人類的な問題なのかわからないが、暗黙の了解を無駄に作る文化が終わっている。
明文化したほうが能率が上がる業務を、暗黙化する。
まるでガン細胞
明文化されていない要素が増えれば増えるほど参入障壁が高くなる。それに比例して新人が一人前になるまでの期間が延長され、人が育つのが遅くなる。どんどん不合理化が推進されていく。
労働力の交換に時間と費用がかかるようになると、明文化してしまえば誰でもできるような労働を、特殊なノウハウが必要な専門職っぽくみせることが容易に達成できる。
こういった内容に遭遇したときに、不合理を体験しておくことで人が育つと考える風潮があるが、終身雇用で問題解決能力を高める必要がある業種ならともかく(適正な範囲であるのは大前提)派遣やアルバイトだよりの会社がコレにあてはまる傾向が強い。
参入障壁を高めてから一般的な市場で調達しようとする意味がわからない。
ルール化や明文化といった範囲を広げていくのが合理化であるのに、暗黙知だらけにして既得権益化することばかりやってる連中が生き延びれない社会は遠い。